「黒豆」はよく煮て食べられます。お正月のおせちでもおなじみのこの「黒豆煮」は非常に人気があるものですが、それ以外の食べ方もあります。たとえばおやつやデザートなどのような形態です。黒豆のなかでも丹波篠山（現在の京都や兵庫のあたり）で作られている

現在は非常に便利になっており、現地に赴かなくてもパソコンの前から手軽にさまざまな商品を取り寄せられるようになりました。特に新型コロナウイルス（COVID-19）の蔓延は、この傾向に拍車をかけたといえるでしょう。黒豆についても例外ではありません

黒豆、とりわけ「丹波の黒豆」は非常に高い人気を誇るものです。一般的な黒豆と味の面で大きく異なり、香りの面でも一線を画し、その実の美しさも特筆に値するものです。このような特性を持つからこそ、丹波の黒豆は時の権力者に献納されたり、お正月のおせち料理を飾るためのものとして利用されてきたりしてきた歴史があります。

「丹後」も「丹波」も、非常に多くの名産品を持つ地域です。今回はこの2つを取り上げ、それぞれの地域の特色と名産品について解説していきます。