鍋谷萌子
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夏の暑さに負けて、体調が悪くなる人はそう少なくはありません。また、気温の乱高下についていけず、夏風邪をひいてしまう人も多くいます。
ここではこのような「夏風邪」をテーマに、「なぜ夏風邪をひいてしまうのか」「夏風邪を予防するためにとっておきたい栄養素は何か」について解説していきます。
意外?! 夏は免疫力の下がりやすい時期です

https://pixabay.com/ja/
「風邪をひきやすいシーズン」というと、だれもが「冬」を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし実は、夏も非常に体調を崩しやすい時期です。
これは、「夏にとりたくなる食事が、免疫力の低下を招きやすいものである」ということにあります。
人の免疫のうちの70パーセント近くが腸に存在するといわれていますが、この調は冷えることで働きが鈍くなり、免疫力も低下します。腸の冷えは体温の低下をも招きますが、体温が1度下がるごとに人の免疫力は30パーセント程度も下降するといわれています。
そしてこの「の不調」を招きやすいものの代表例が、「冷たいもの」です。アイスや冷えた飲み物は調の免疫力を大きく低下させ、ウイルスなどにつけいる隙を与えやすくなります。
また、夏場になると夏バテをして、摂取する栄養が偏りやすくなるという人も多いのではないでしょうか。摂取する栄養が偏れば、体の調子も崩れやすくなり、免疫力が低下します。夏場は熱中症予防のために水分の補給が大切だとされていますが、水分の補給だけでなく、栄養価の高い食材を、必要な量、適切な方法できちんととっていかなければなりません。
熱中症を防ぐためには、エアコンの使用がほぼ必須です。2023年の7月下旬現在、日本全国で35度を超える気温が観測されていて、エアコンを使用しないことは文字通り命に関わります。
ただ、エアコンの使用により、室内と室外の気温差・温度差が生じやすくなっているのは事実です。暑すぎる気温も人の健康に悪影響をもたらしますが、このような温度差もまた、人にストレスをもたらします。温度差のある環境では自律神経が乱れやすくなりますし、この「自立神経の乱れ」は免疫力の低下を招きます。
自律神経の乱れはしばしば、頭の痛みやめまいなどをもたらします。また、夏風邪にかかる可能性も極めて高くなります。
ここで紹介した「夏に起こりやすい体調不良」は、必ずしも「気をつけておきさえすれば、完全に予防できるもの」ばかりではありません。
すでに述べた通り、「エアコンの使用」は現在の日本ではほぼ必須といえるものですし、これを使用しないことで逆に体調を崩すこともあります。ただ、このことを踏まえたうえで、「夏の体調不良に効果的な食べ物」を意識してとっていくことを心掛けることは非常に重要です。
夏の体調不良を予防するための食材を知ろう

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ここからは、「夏の体調不良を予防するための食材」について解説していきます。
・夏野菜
旬の野菜には、豊富な栄養素が含まれています。野菜類に含まれているビタミンCには美肌効果や風邪に立ち向かう効果が期待できますし、ビタミンAにもまた体の抵抗力を高める効果が期待できます。
夏野菜に含まれるミネラルは神経を健康な状態に保つ効果がありますし、貧血やめまいを予防する効果が見込めます。
トマトやナス、モロヘイヤなどを積極的にとっていくとよいでしょう。
・肉類
肉類に含まれているビタミンB群は、人の体を疲労から回復させる効果が見込めます。豚肉や鶏肉、牛肉などを意識して摂取していくとよいでしょう。
なお肉類はどうしても夏場には食べにくさを感じやすいものですが、さっぱりと茹で上げてポン酢などと合わせて食べると食べやすくなります。また、エンターテイメント性のあるバーベキューなどにすることで、楽しみながら栄養素をとることができます。
・大豆製品
大豆製品にも、肉と同じようにビタミンBが豊富に含まれています。そのためこれも、夏にしっかりとっておきたい食材だといえるでしょう。
また、意外に思われるかもしれませんが、大豆は鉄分やミネラルを豊富に含んでいることでも知られています。特に黒大豆に含まれている鉄分量はホウレンソウの2倍ほどもあり、貧血症状に悩まされやすい女性をしっかりサポートします。
さらに、大豆にはカリウムも含まれています。カリウムは利尿作用を持っている成分であり、「尿」というかたちで、体にたまった老廃物を体外に押し出してくれます。
もちろん、「野菜や肉、大豆製品を摂取しさえすれば、夏の健康は保証される」とまではいいきれません。また、そもそも夏の体調不良のすべてが、免疫力の低下によって引き起こされるものであるとも断言はできません。
しかし食事に気をつけて、体に良い食材を積極的にとっていくことが、体の免疫力の低下につながることは事実です。
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