鍋谷萌子
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夏は食欲が落ちるという人も多いものですが、逆に夏になると太りがちになる……という人も多く見られます。
ここでは、「そもそもなぜ夏太りをするのか」「夏太りを解消するための方法と、おすすめの食材とは」について解説していきます。
夏太りの原因は「基礎代謝の低下」にあり

https://pixabay.com/ja/
夏太りの原因を探るためのキーワードとして、「基礎代謝の低下」が挙げられます。
基礎代謝とは、「人が生きるために最低限必要なエネルギー」を指す言葉です。つまり、運動などをまったくしなくても、ただ呼吸をするだけで消費されるエネルギーのことだといえます。
この基礎代謝は、年齢や性別によって異なります。基礎代謝量は年齢とともに徐々に上がっていき、成長期をピークとし、やがて緩やかに下降していきます。
このような特徴を持っている基礎代謝ですが、実は年齢や性別以外にもこれを左右する要素があります。
それが「外気温」です。
私たちの体は、自分の体温を維持するためにカロリー(エネルギー)を使います。外気温との差が大きければ大きいほど、体温を維持するために消費されるエネルギーの量は大きくなります。
しかし夏の場合は、この「外気温との差を埋めるために使われるカロリー(エネルギー)」の量が大きく下がります。人間の体温はおよそ36度前後、日本の夏の気温も30度程度ですから、体温と外気温の差が生じにくく、結果的にエネルギーも消費されにくくなるのです。
さらに、私たちがかく「汗」もまた、夏太りの原因となります。
夏場はよく汗をかきますが、これは「体を冷やして体温を調整すること」を目的としている汗であり、運動をしたときにかく汗とはその性格が異なります。つまり、「暑くてかく汗」は、減量には結びつかないのです。
そのうえ、汗をかくことで、ビタミン類が失われていきます。ビタミンにはさまざまな種類がありますが、そのなかでもビタミンB群は脂肪の代謝に関わる栄養素であるため、これが失われることによって、さらに夏太りがしやすくなります。
また、夏は「非常に冷えた室内」と「太陽が照り付ける室外」を行き来することが増えるものです。この急激な温度変化は、人の体と神経に大きな負担をもたらします。室内と室外の温度差が自律神経のバランスの乱れを産み、内臓の調子を悪くする原因になるのです。内臓の調子が悪くなれば、消化吸収にも悪影響が出て、結果的に夏太りが加速しやすくなります。
夏は汗をかくうえ、太陽光などによって非常に疲労しやすい時期です。そのため、「汗をかくほどだったからきっとやせる」「こんなにくたびれているのだから、きっとカロリーを消費したはず」と思ってしまいがちです。しかし実はこのような症状は「カロリーの消費」とはイコールではありません。
夏は、むしろ一年のなかでもかなり太りやすい時期だといえるのです。
夏太りを防止するための食事とは

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それでは、このような夏太りを防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか。
まず、冷たいものを取りすぎることは避けましょう。
冷たいものは内臓を冷やして基礎代謝の低下を招きます。また、特に氷菓は「冷たさゆえの食べやすさ」のため、ついつい食べる量が増えてしまいがちです。そのため、総合摂取カロリーも過多になりがちです。
夏場は意識して良質なたんぱく質を取るようにしましょう。良質なたんぱく質は体に負担をかけにくいものですし、筋肉や肌、髪の毛の元ともなってくれるものです。特に鶏むね肉は低カロリーで高たんぱく食材の代表であり、多くの人に愛されています。
すでに述べたように、夏場にかく汗のなかにはビタミンB群が含まれています。脂肪の代謝に関係するこのビタミンB群が発汗によって失われるわけですから、意識してこれを取る必要があります。ちなみに脂肪の代謝に関わるビタミンB2は豚・牛・鶏のレバー類によく含まれていますが、大豆製品にもよく含まれています。
夏場は、冷たいものの食べすぎを避け、たんぱく質やビタミンB群を含んだ食べ物を積極的に摂取することが重要です。ただ、「冷たいものを食べすぎなければそれで良い」「たんぱく質やビタミンB群を含んだ食べ物を食べていさえすれば夏太りは起きない」ということではありません。このようなことに気を付けつつ、バランスの取れた食生活を意識することが何よりも大事です。栄養価が豊富で安価であり体を冷やす効果もある夏野菜をよく食べ、肉類もしっかり摂取し、適切な量の糖質や脂質もとっていきましょう。このような「夏太りをしにくい食生活」は、「正しく健康的な食生活」を送ることにも繋がっています。
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