「黒豆」は、おせち料理のひとつとして大活躍してくれるものです。
ただこの黒豆は、どうしても量が多く、余ってしまうことも多いものです。
そんなときに、「炒り黒豆にする方法」を知っておけば食材が無駄になりませんし、食卓も豊かになります。
今回はこの「炒り黒豆を楽しむ方法」を紹介します。
炒り黒豆を楽しもう!
炒り黒豆の魅力とは?

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「お正月におせち料理に入れるもの」といえば、「黒豆」を思い浮かべる人もいることでしょう。一の重に上品に収まった黒豆は、昔から私たちの舌を楽しませてきました。今では年中楽しまれるようになった黒豆ですが、その黒豆が一番輝くのは、やはりお正月だといえるでしょう。
さて、この「黒豆」ですが、おせちに使われる黒豆は、基本的には「黒豆煮」です。黒豆を丁寧に煮込んで仕立てていくもので、砂糖やしょうゆなどで味付けをされます(バリエーションとして、ワインやはちみつを使うこともあります)。
ただ市販の黒豆を求めた場合、大容量となることも多いといえます。おせち料理は「家族みんなで(あるいは親戚も招いて)囲むもの」というイメージが強いからか、少量サイズではなく、大きなサイズで売られていることが多いものです。現在は少人数用のおせちならば「買ってきたもので済ませる人」が多いことも影響しているのかもしれません。
「家族の人数はそれほど多くはないし、新型コロナウイルス(COVID-19)がはやっているから、今年は親戚も招かない。でも例年通り黒豆煮は作りたい」
「初めてなので黒豆も自分で作ってみたいが、余ってしまいそう」
「せっかくなので、良質な黒豆を使いたい。ただ余るのは少し困る」
という人に知っておいてほしいのが、「黒豆は炒って食べてもおいしい」ということです。
「炒り黒豆(煎り黒豆)」と呼ばれるこれは、非常に人気があるものです。黒豆料理のカテゴリーのひとつとして考えられていて、炒り黒豆(煎り黒豆)だけを詰めた商品も販売されています。
黒豆の栄養素を余すことなく楽しめるものであること、黒豆煮とはまた異なるさくっとした食感を楽しめること、何よりもその豊かな香ばしさが口の中いっぱいに広がる喜びを味わえることから、数多くのお店がこれを取り扱っています。
特に黒豆のなかでも「最高峰のもの」「別格」と位置付けられる丹波の黒豆を使って作られる炒り黒豆(煎り黒豆)は、格別です。
炒り黒豆(煎り黒豆)は購入することもできますが、家で作ることもできます。
その方法について、フードコーディネーターである私が解説していきます。
丁寧に作りたいのならばやはりフライパンで!
そのやり方をお教えします

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炒り黒豆(煎り黒豆)の作り方は複数ありますが、まずは王道の、「フライパンで作る方法」を紹介します。
まず初めにやるべきことは、「黒豆を洗うこと」です。どれほど良質な黒豆であっても、細かい汚れはついています。そのためまずは水で洗い、この細かい汚れを流してしまいましょう。
これが終わったら炒り黒豆(煎り黒豆)を作り始めてもよいのですが、その前に黒豆に吸水させておくとよりおいしくなります。硬さがマイルドになり食べやすくなるので、この吸水の時間も取るようにしましょう。吸水にかかる時間は、だいたい2時間程度です。
その後に、黒豆をザルにあけて水分を切ります。しっかり水分を切り黒豆を乾かすことで、黒豆をきれいにいることができます。
ここまでできたら、いよいよ炒り黒豆(煎り黒豆)を作っていきます。
鉄製のフライパン、あるいはコーディングがすでにはがれた古いフライパンを火にかけます。そこに、黒豆を投下します。なおこのときは、油は使いません。
弱火~中火にして炒めていくと、黒豆がはじけて香ばしい香りが漂ってきます。皮がめくれればそれで完成です。「香ばしい味や香りが好き」ということであれば、最後に火を強くして炒め上げるとよいでしょう。
炒り黒豆(煎り黒豆)は少し時間のかかるものですし、使うフライパンも指定されます。
ただそれでも、一度は自宅で作ってみたいものです。
面倒なのは嫌!
という人は電子レンジでも

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「炒り黒豆(煎り黒豆)をフライパンで作る方法」は、かかる時間はもとより、「古いフライパンか鉄製のフライパンが必要になる」という点で少しハードルが上がるのも事実です。どの黒豆にもまんべんなく火が通るのはうれしいのですが、このハードルの高さにあきらめたくなる人もいるでしょう。
そのような人は電子レンジを使うことをおすすめします。
下ごしらえの段階までは一緒です。ただその後に耐熱容器に入れてラップをかけて電子レンジに入れることでも、炒り黒豆(煎り黒豆)は完成します。加熱の最中で一度取り出し、軽く混ぜてあげれば火も均等に通りやすくなるでしょう。香ばしい香りが漂ってきたら完成です! またこちらの方が時間もかかりません。
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鍋谷萌子
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