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圧力鍋を使う場合でも、調理を完成させるためには2日間はいると考えて

おいしい黒豆は圧力鍋でも作れる! フィスラーやティファールも取り扱いあり

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鍋谷萌子

食事関係の資格を5つ持つ、フードライターです。世界各国でグルメ旅行をしています。専門はチーズとワインとコーヒーですが、日本料理にも明るいライターです。 料理の品評・料理レシピの提供も可能。『だれでも作ることができて、ちょっとおしゃれで、少し目新しいきれいな料理』のレシピをおつくりします。

「今年こそ黒豆を家で煮含めてみたい」

「圧力鍋を買ったので、黒豆を作ってみたい」

「今までずっと普通の鍋で作っていたけれど、今年からは圧力鍋を使ってラクに作っていきたい」

このように考える人もいるのではないでしょうか。

今回は、圧力鍋で黒豆を作っていく方法をお教えします。

圧力鍋を使う場合でも、調理を完成させるためには2日間はいると考えて

圧力鍋を使う場合でも、調理を完成させるためには2日間はいると考えて

https://pixabay.com/ja/

画像引用:Pixabay

「圧力鍋を使うと黒豆が簡単に作れる」と言われます。これはたしかに事実なのですが、圧力鍋を使って作るレシピであっても、「丹波黒豆煮を作り終えるためには、最低でも2日間はかかる」と考えておいてください。

黒豆のレシピの紹介ページでは、「料理にかかる時間は20~50分」などのように記されることが多いかと思われますが、これはあくまで「火にかけたり、物を入れたりするときにかかる所要時間」です。黒豆の場合は、その前段階としての「準備」が必要になるため、大みそかになってから急に作り始めても間に合わないことが多いのです。

この理由は、「黒豆には、水に浸す時間が必要だから」というものです。

黒豆は、水に浸す時間が必要です。これによって黒豆に水分が入り、うまく煮含められるようになります。現在は「熱湯で戻すだけでよいのではないか」「温かいお湯で1時間程度戻せばよい」とされることもありますが、基本的には一晩(8時間ほど)かけて戻すのが常道です。

ちなみに、水で戻す前に、洗いながら豆を選別していくとよいでしょう。現在の黒豆は非常に品質が良いものがそろっていますが、運搬途中(お店で買って、家に持ち帰るまでの間など)で豆が傷ついてしまう可能性もゼロではないからです。これを取りのぞいてから料理にかかることで、さらにきれいな黒豆の含め煮を作ることができるようになります。

黒豆の含め煮、基本の作り方について

黒豆の含め煮、基本の作り方について

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画像引用:Pixabay

まず、黒豆の基本的な作り方を解説していきます。

レシピはレシピ本(あるいはレシピサイト、あるいは黒豆の裏側に書いてある調理方法)によって多少異なりますが、だいたい以下のようなものです。

使うものは、「しょうゆ」「砂糖」「黒豆」「水」、まれに「塩」。砂糖としょうゆは保存のために大量に使いますから、小さじではなく、はかりを使って計る方がよいでしょう。

  • 1.一晩かけて、黒豆に水を吸わせる
  • 2.鍋に水と黒豆を入れて煮立てていく
  • 3.その過程でういてきたアクは、丁寧にとりのぞいていく
  • 4.黒豆が柔らかくなるまでじっくりと時間をかけて煮含めていく。必要となる時間は4時間程度。弱火でしっかりと煮込んでいく
  • 5.砂糖の半分の量を入れて、15分ほど煮込む
  • 6.そのあとに、しょうゆと残りの半分の砂糖入れて人に立ちさせる
  • 7.煮汁もそのままに、しばらく時間を置く。一晩程度が理想。

「黒豆を作るのには最低2日間必要」としました。ここでいう「一晩」はだいたい8時間ですから、1日目の夜に水に漬け込んでおく→2日目の朝一で黒豆の含め煮を作り始める→12時くらいに6までの工程を終わらせる→8時間後の20時くらいにお重に詰める というやり方をとれば、ぎりぎりで2日間で作り終えることができます。ただし、時間に余裕を見ることができるのであれば、3日間程の時間を確保したいものです。

圧力鍋を使えば短縮できる「煮るための時間」

圧力鍋を使えば短縮できる「煮るための時間」

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では、圧力鍋を使えばどの工程を短縮できるのでしょうか?

その答えは、「煮含めるための時間」です。上でいう「4」の過程です。

黒豆を圧力鍋で作った場合、通常の鍋ならば4時間程度かかる「煮含めるための時間」が15分程度に短縮することができます。たとえば、“フィスラーの場合は「12分」”としていますし、“ティファールの場合は「高圧10分/低圧12分、圧力切り替えがないタイプの場合【10分~12分】」”としています。

https://www.club.t-fal.co.jp/recipe/detail/453/

引用:ティファール「黒豆」

https://www.fissler.jp/jp/fissler_recipe/recipe_detail.html?c=9&r=426

フィスラー「圧力鍋で作るレシピ 黒豆」

ティファールの場合は「加圧後はそのまま放置」、フィスラーの場合は「加圧が終わった後は一度一煮立ちさせる」としていますが、いずれの場合も、上記で述べた「4時間」のくくりがないという点が特徴です。加圧後も蓋をあけてはいけませんし一晩かけて味をしみこませる過程は必要ですが、「黒豆を作るために、コンロの1つが4時間以上にわたって占領されること」がなくなります。2口しかコンロがない家の場合で、かつおせちという、非常に多くのものを加熱調理していかなければならない料理の場合、長時間ひとつの料理でコンロが占領されることは避けたいものです。圧力鍋ならば、この心配もいりません。

「短い時間で基本の調理が終わり、後は放置していてもきちんと煮含められる」という点で、圧力鍋は、黒豆づくりの(そしておせち料理づくりの)強い味方となりえます。

なお、圧力鍋も普通の鍋同様、IH対応/ガス対応/両方に対応可の3パターンに分けられます。自分のコンロに対応しているものを選びましょう。

参考書籍:「おせちと気軽なおもてなし|株式会社学習研究社P12

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鍋谷萌子

食事関係の資格を5つ持つ、フードライターです。世界各国でグルメ旅行をしています。専門はチーズとワインとコーヒーですが、日本料理にも明るいライターです。 料理の品評・料理レシピの提供も可能。『だれでも作ることができて、ちょっとおしゃれで、少し目新しいきれいな料理』のレシピをおつくりします。