黒豆絞りで「いつもと違うシフォンケーキ」を！　甘くなりすぎない黒豆シフォンケーキの作り方、お教えします。

「黒豆絞りはとてもおいしいけれど、大ボリュームで買ったので少し別の楽しみ方をしたくなった」「お客様が来るので、おもてなしの料理を作りたい」と考える人もいることでしょう。

ここではそんな人のために、黒豆絞りで作れるシフォンケーキのレシピを紹介します。

黒豆絞りを使ったアレンジレシピ

ここからは、実際に黒豆絞りを使ったシフォンケーキの材料・作り方・ポイントについて解説していきます。

材料

• 卵5個
• 砂糖35ｇ
• サラダオイル30ml
• 牛乳50ml
• 薄力粉80g
• ベーキングパウダー5グラム
• 黒豆絞り100ｇ

作り方

1. オーブンを200度に余熱し始めます。
2. 卵を、黄身と白身に分ける。黄身は4個分、白身は5個分とします。
3. 黄身の方に、砂糖20ｇと牛乳とサラダオイルを入れて、軽く混ぜておきます。
4. 黄身のボウルに、薄力粉とベーキングパウダーをふるって加えていき、軽く混ぜます。
5. 卵白の方に、残りの砂糖を入れて、角が立つまでしっかりハンドミキサーで混ぜます。
6. 4に、5の卵白と黒豆絞りを入れて混ぜます。このとき、卵白がつぶれないように気を付けながら混ぜることが非常に重要です。
7. 型に入れて、余熱が終わったオーブンで35分ほど焼きます。
8. 型から外して完成です！

料理作りのポイント

今回のシフォンケーキには、甘味のある黒豆絞りを使うため、一般的なシフォンケーキに比べて砂糖の量が半分程度になっています。また砂糖を減らすとうまく膨らまなくなるため、それを補うために、ベーキングパウダーを利用しています。そのため、朝食など、食事のときにお米代わりに食べることもできます。

「甘いものが好き」「もっと甘味のある柔らかな『お菓子！』といったケーキが食べたい」「家にベーキングパウダーがない」という場合は、砂糖の量を70ｇとして、ベーキングパウダーなしで作ることもできます。

シフォンケーキを軽い仕上がりにするためには、何よりも「白身の泡立て」が重要です。少し大変ではありますが、決して妥協せず、角が立つまで混ぜ続けましょう。また、黄身と白身を混ぜるときは、「そこからすくって、切るように混ぜる」というやり方をとることで、白身がつぶれるのを避けられます。

シフォンケーキの型には油を塗りません。そのまま生地を流し込みます。また流し込んだ後に、2～3回程度底を打ち付けると、シフォンケーキが安定します。

焼きあがった後は、皿を敷いたコップなどの上に逆さに載せて少し冷まします。ただ、生地がもろいとこのときに中央辺りからちぎれてしまうことがあります。ちぎれても食べられますが、床に落ちたりすることがないよう、必ず皿の上でやりましょう。

黒豆絞りの健康効果

黒豆絞りのシフォンケーキは、黒豆絞りの甘さはあるものの、生地の甘さは控えめであるため、お子さんでも大人でも楽しく食べることができます。好みに合わせて作り分けられるのが魅力です。また、家に抹茶があるのであれば、抹茶を小麦粉と一緒にふるいいれて、抹茶の黒豆絞りシフォンケーキを作ってみるのも楽しいものです。

黒豆絞りに使われている黒豆は、豊富なたんぱく質を持ちます。黒豆はダイズの一種ですが、ダイズは「畑の肉」とも呼ばれるもので、筋肉や肌の元となる良質なたんぱく質を多く含みます。成長期のお子さんにも、スポーツをしている人にも、美肌を考えている人にも、黒豆絞りを使ったシフォンケーキは最適なものだといえるでしょう。

また黒豆には、女性ホルモンであるエストロゲンと似た構造体を持つイソフラボンが含まれています。このイソフラボンは、女性の美しさ（とりわけ肌のツヤやハリなど）を作るものであると同時に、更年期障害に深く関わっている成分でもあります。

閉経後はエストロゲンの分泌量が減り、更年期障害が起きやすくなりますが、黒豆絞りに含まれるダイズイソフラボンは、そのような悩みを予防する効果があるのです。

また、黒豆に含まれているポリフェノールは、肥満を防止したり、疲れ目を予防したりすることが実証されています。特に黒大豆ポリフェノール（黒豆に含まれるポリフェノールのこと）は研究が進んでいて、「黒大豆ポリフェノールは、抗酸化作用を示し、体に起こる炎症などに対抗する力がある」という研究も出されているほどです。

ポリフェノールは赤ワインやチョコレートなどにも含まれていますが、「お酒が飲めない」「たんぱく質もしっかり取りたい」という人は、この黒豆絞りがおすすめです。

なお黒豆絞りには、砂糖がしっかり使われています。丹波篠山いのうえ黒豆農園の黒豆絞りは、砂糖と黒豆のみで作り上げた一品ですが、この砂糖は人体に速やかに吸収されて、人の頭をはっきりさせる効果があるといわれています。

砂糖というと悪者にされがちですが、実は人間にとって非常に有用なものでもあるのですね。

お菓子に使うつもりがあるのなら、黒豆絞りは容量が多めのものを使うことをお勧めします。

たっぷり使える丹波篠山いのうえ黒豆農園の黒豆絞りはこちらから▶https://www.kuromame.co.jp/i/0601