鍋谷萌子
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暑い夏は、水分補給も非常に重要になってきます。そんなときに頼りになるのが「黒豆茶」ですが、この黒豆茶には「不眠」などに対しても有用に働くのではないかと考える向きもあります。
黒豆茶に含まれている「大豆イソフラボン」が不眠症解消のキーとなる

画像引用:Pixabay
黒豆は、大豆の一種です。一般的にイメージされる「大豆」と、真っ黒な「黒豆」は同じ系統のものとしてなかなか認識しにくいかもしれませんが、黒豆は大豆のなかのうちの一種類であり、栄養価も大豆と共通するところが多いといえます。
そんな黒豆のなかで注目すべき成分のひとつとして、「大豆イソフラボン」があります。
大豆イソフラボンとは、大豆や大豆を由来とする食べ物によく含まれている成分です。非常によく知られたものであるため、名前を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
大豆イソフラボンが注目されるようになった理由として、「大豆イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似たかたちをしているから」というものがあります。大豆イソフラボンは、「エストロゲンが足りなくなるとエストロゲンと似た働きを示し、女性の体をサポートしてくれます。
エストロゲンの働きとして、
- ・肌を美しく保つ
- ・髪の毛を、健康でハリのある状態に保つ
- ・女性らしい体つきを作る
- ・コレステロールの増加を抑制する
- ・骨を強くし、骨粗しょう症を予防する
- ・生理のスパンを理想的なものにするためにコントロールする
- ・自律神経を整える
などのような効果があります。このため、大豆イソフラボンはバストアップを目指す人や、更年期症状に悩まされる人にも非常に強い味方となります。
女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量は、更年期に差し掛かり閉経を迎えるとぐっと少なくなってしまいます。このため、若いときには起こらなかった健康上のトラブルが起きやすくなります。大豆イソフラボンは、そのような悩みに寄り添い、さまざまな健康上の悩みの解決に努めてくれるものだといえるでしょう。
大豆イソフラボンと不眠症の関係について

画像引用:Pixabay
上記では述べませんでしたが、実は大豆イソフラボンにはこれ以外にも、私たちを悩ます症状を解決してくれるヒントがあるとされています。
それが、「更年期に由来する不眠症」です。
私たちの体は、年齢とともに変化していきます。そしてその変化のなかで、「不眠」に悩まされる時期に差し掛かることもあります。
「若いときにはどれだけでも眠れたのに、40代に差し掛かったら眠りが浅くなってしまった」
「疲れた状態で寝床に入るのに、すぐに目が覚めてしまう」
「2時過ぎまで眠れないし、ベッドに入っても寝つきが悪くて気が付けば4時になっている……」
このような症状に悩まされる人は、決して少なくはありません。
もちろん、「落ち込むことがあった」「とても楽しみなことがある」ということで、1年に何度か眠れなくなることはあるでしょう。このような単発的に起きる「眠れない」はそれほど心配するべきものではありませんが、頻繁に(あるいは慢性的に)このような状態に陥るのであれば、それは大きな問題です。
不眠の原因はいくつかありますが、そのなかのひとつとして、「エストロゲンの分泌量がうまくコントロールできていないこと」があります。
女性ホルモンは非常に重要なものであり、自律神経をコントロールしてくれるものでもあります。
自律神経には「交感神経」と呼ばれるものと「副交感神経」と呼ばれるものがあります。この2つはお互いにバランスをとりあっています。副交感神経はリラックス作用をもたらすものであり、これが優位になることで眠りが穏やかになります。しかしエストロゲンが不足すると、副交感神経と交感神経のバランスが崩れ、不眠に悩まされるようになりがちです。
そこで登場するのが、「大豆イソフラボン」です。
大豆イソフラボンを摂取することで、睡眠の質が改善・向上するとされています。女性ホルモンの不足を原因とする不眠に対して大豆イソフラボンは効果的に働いてくれます。エストロゲンが足りなくてバランスが崩れるのであれば、経口摂取でエストロゲンに似た働きをするものをとりいれて改善をはかることが良いと考えられているのです。
もっとも、大豆イソフラボンはエストロゲンの「完全なる代用品」にはなりません。大豆イソフラボンの効果は、エストロゲンのそれに比べてずっと小さいからです。そのため、本格的な不眠に悩んでいる人は、病院での診察と治療が必要となります。ただ、大豆イソフラボンを摂取することはひとつの対処方法とはなるでしょう。
大豆イソフラボンは、納豆や豆腐、大豆そのものからとることもできます。ただ、黒豆茶のように、飲みやすい「水分」で摂取していくこともできます。夏場は水分補給の意味を兼ねて、黒豆茶の摂取を心掛けるとよいでしょう。
出典:
http://isoflavone.jp/menopause/menopause-isoflavone-5/
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