鍋谷萌子
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「目が悪くなってしまったので改善したい」「近頃視力の衰えが気になる……」こんな悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
ここではそんな人のために、目の健康に効果的な栄養素や食べ物について解説していきます。
視力回復に必要な栄養素は?
視力が悪くなる原因は一つではありませんし、目の不調の理由も一つではありません。
たとえば近視や遠視は、焦点の結ばれるべき網膜よりも前もしくは後ろで焦点が結ばれることによって起きる症状ですし、ドライアイ・眼精疲労は目の疲れによって起きるものです。
また白内障は、加齢によって目に老廃物が溜まることで起こる病気だと考えられています。
症状や原因がさまざまであるため、目の不調を感じたのならば、まずは眼科で診察をしてもらうことが推奨されます。
目の働きが低下すれば、日常生活そのものに支障をきたしてしまいかねないからです。
また、「〇〇を摂取すれば、〇〇を行えば、どんな目のトラブルでも解消する」という成分や行動はありません。
ただそれでも、日ごろから栄養素に気を付けて、目に良いとされる成分を摂取していくことは重要です。
これらは目のトラブルを事前に防ぐための手段となりますし、目のトラブルの改善をサポートしてくれるものだからです。
目の健康に良いとされている成分として、以下のようなものが挙げられます。
- ビタミンA
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
- アントシアニン
次の項目では、それぞれどのような働きをするのか、またどのような食材に含まれるのかを解説していきます。
視力回復に効く食べ物
目の健康に効果的な栄養素と、それを含む食べ物について解説していきます。
ビタミンA
目を保護する「涙」を作るときに使われる栄養素であり、目の粘膜などの新陳代謝をサポートする役割もあります。
レバーに豊富に含まれますが、秋においしいかぼちゃにもよく含まれています。
ビタミンB群
ビタミンB2は目にとってもっとも重要な部分のひとつである網膜の働きに関わってくる成分であり、特に目の疲れに対して効果的に働くとされています。
発酵食品である納豆やヨーグルト、ブリやサワラなどの魚によく含まれています。
ビタミンB6は、目の疲れを予防・改善する効果が見込めるもので、疲労状態にある神経の回復を助ける働きがあります。
ビタミンB6はカツオやサケなどの海産物によく含まれるほか、鶏レバーなどに多く含まれます。
これらが苦手な人は、バナナやさつまいもから摂取するとよいでしょう。
ビタミンB12は、視力の低下を防ぐ効果があるとされている成分です。
また、人の肌や髪の毛、筋肉の構成要素であるたんぱく質を作り出すことにも、ビタミンB12は関わっています。このビタミンB12は、カキやアサリなどの貝によく含まれています。
ビタミンC
「美容のビタミン」としてよく知られているビタミンCは、白内障の発生リスクを抑える成分でもあります。
ビタミンCがよく含まれている食べ物といえばレモンを思い浮かべる人が多いかと思われますが、実はレモンよりもパプリカの方がビタミンCを多く含みます。
ビタミンE
ビタミンCと並んで、美容業界でよく取り上げられるのが「ビタミンE」です。
ビタミンEは血行を促進させる効果と抗酸化作用があり、眼精疲労やドライアイに対してよく効果を示します。アーモンドやホウレン草によく含まれるほか、ウナギなどにも含まれています。
アントシアニン
暗いところで物を見ようとするときに働いてくれるのが、「ロドプシン」という物質です。しかしこのロドプシンは、目を酷使すると、徐々に減っていきます。
このロドプシンの再生産に関わるとされているのが、ポリフェノールの一種であり、色素の一種である「アントシアニン」です。
パソコンやスマホで目を酷使する現代人にとって、アントシアニンは非常に重要な成分だといえるでしょう。
アントシアニンを含む食べ物の代表例はやはり「ブルーベリー」ですが、これは黒豆(黒大豆)にもよく含まれています。
ちなみに黒豆の「黒さ」は、このアントシアニンによって作られています。
視力低下を防ぐための生活習慣
視力の低下を防ぐためには、栄養はもちろんのこと、生活習慣にも気を付ける必要があります。
・パソコンやスマホから目を離す
パソコンやスマホから目を離す時間を作ることは、目を守るために非常に重要です。
特に寝転がってスマホを見たり、暗い中でパソコンを操作したりすることは、目に大きな負担を与えます。
現代人にとってこれらを完全に絶った生活を送ることは難しいかと思われますが、「良い姿勢を意識して使う」「ベッドにスマホを持ち込まない」をまず意識しましょう。
・ストレスを溜めない
ストレスが溜まると、心因性の視力障害が起きることがあります。視力が落ちるだけではなく、視野に異常が出ることもあります。
またストレスはほかの心身の異常をもたらすこともあるので、きちんとした対応が必要です。
・運動をする
意外に思われるかもしれませんが、「運動不足」も視力の低下を招きます。
運動をしていない人は呼吸が浅くなる傾向にあるのですが、この「浅い呼吸」は血行を悪くしてしまうからです。
血行が悪くなれば、目に十分な栄養が届きにくくなります。
定期的に運動をすることも、視力を守るために重要です。
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