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丹波黒豆とは?丹波黒は何故高価なのか?

丹波黒豆とは?丹波黒は何故高価なのか?

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鍋谷萌子

食事関係の資格を5つ持つ、フードライターです。世界各国でグルメ旅行をしています。専門はチーズとワインとコーヒーですが、日本料理にも明るいライターです。 料理の品評・料理レシピの提供も可能。『だれでも作ることができて、ちょっとおしゃれで、少し目新しいきれいな料理』のレシピをおつくりします。

「丹波黒豆(丹波黒)」は、「ブランド化した黒豆である」といってもよいでしょう。

ブランド化した丹波黒豆(丹波黒)は、ほかの黒豆とは値段も品質も異なります。

これはいったいなぜなのでしょうか?

今回は、「高級黒豆」と言われる丹波黒豆(丹波黒)の特徴とその値段の理由について解説していきます。

値段の高さには理由がある!丁寧に育てられる「丹波黒豆(丹波黒)」の特徴とは

値段の高さには理由がある! 丁寧に育てられる「丹波黒豆(丹波黒)」の特徴とは
丹波黒豆煮(330g)箱入り

商品にもよりますし扱っている業者によって違いもみられますが、丹波黒豆(丹波黒)は一般的な黒豆に比べると、つけられる価格は3倍ほども高いという現状があります。しかしこの「値段の高さ」にはきちんとした理由があります。

1.品質自体が非常に良い

丹波黒豆(丹波黒)の「値段」を語るうえでは、丹波黒豆(丹波黒)の「品質」に言及する必要があります。

丹波黒豆(丹波黒)は一般的な黒豆に比べて味わいがよく、ほっくりとした仕上がりになります。滋味深く香り高く、シワも少なくつややかで、見た目の美しさも他の黒豆の追随を許しません。

また、丹波黒豆(丹波黒)はほかの黒豆に比べて非常にサイズが大きいことで知られています。黒豆はお正月のおせちの定番であり、「縁起物」としての性格を強く持ちます。縁起物であるため、大きくて立派なものが好まれます。一般的な黒豆の1.5倍ほどのサイズを持つ丹波黒豆(丹波黒)は、縁起物のなかでも非常に重宝されます。

おいしい(美しい)ければそれだけニーズも高くなります。ニーズが高くなればそれだけ高い値段がつけられるようになります。このような理由があり、丹波黒豆(丹波黒)はほかの黒豆よりも値段が高くなるのです。

2.手間暇がかかる

丹波黒豆(丹波黒)は、その栽培に非常に手と気と時間をかけていきます。黒豆のなかでも最高級品に位置する丹波黒豆(丹波黒)は、ほかの黒豆に比べて1,5倍ほどもの長い時間をかけて大切に育てられます。また、非常に繊細で難しい植物ですから、きちんと育てるためには気を使い、技術と知識を総動員していかなければなりません。

丹波黒豆(丹波黒)は、縁起物です。そのため、割れや傷は嫌われます。自然界に存在する植物ですから、破損をまったくの0にすることはできません。ただ、そのリスクは、機械収穫によって各段に跳ね上がります。このため、丹波黒豆(丹波黒)は手作業で一つずつ育てられます。

多くの人手と時間が必要になるため、これもまた丹波黒豆(丹波黒)の価格に反映されることになります。

3.希少性が高い

丹波黒豆(丹波黒)は、一般的な黒豆に比べて非常に希少性の高いものです。同じ作づけ面積で計算したとしても、丹波黒豆(丹波黒)は一般的な黒豆の半分程度しか取れないとされています。

これによって「丁寧な栽培」が可能になるのですが、当然一般的な黒豆と同じ値段をつけることはできなくなります。

一般的な黒豆も、日常使いにするのであれば決して悪くはありません。一般的な黒豆もまた、農家さんが丁寧に大切に育てているものだからです。ただ、「よりおいしいものを、より品質のよいものを、より美しいものを」と考えたときは、丹波黒豆(丹波黒)が選択肢にあがってくるといえるでしょう。

気を付けてほしいこと~丹波黒豆と「丹波種黒豆」について

気を付けてほしいこと~丹波黒豆と「丹波種黒豆」について

https://pixabay.com/ja/

画像引用:Pixabay

「丹波黒豆が高いのはわかった。でも、丹波種黒豆でも比較的お買い得なものもあるような……?」と思う人もいるかもしれません。しかしこの2つは、実は似て非なるものです。

「丹波の黒豆」はその品質の高さ、そして高く売れるということから、全国に広まっていくことになります。もともとは兵庫県~京都府で育てられていたものですが、丹波の黒豆のうわさを聞き付けた人が、ほかの地域でもこの丹波の黒豆を育てるようになりました。

その結果、「丹波で育てられているわけではないけれど、歴史をたどると丹波の黒豆に行きつく黒豆」がたくさん出てくるようになったのです。このため、海外産の「丹波の黒豆」もあります。

このような「丹波以外で作られている、丹波の黒豆由来の黒豆」を、現在では「丹波種黒豆」というようになりました。「丹波で育てられている丹波の黒豆」が「丹波黒豆」、「丹波以外で育てられている丹波の黒豆由来の黒豆」が「丹波種黒豆」と呼ばれるようになったわけです。

もっとも、これはひとつの区分けにすぎません。「丹波以外で育てられた丹波黒豆は、『丹波種黒豆』と名乗らなければならない。『丹波黒豆』と名乗ってはいけない」などのように、法律的な区切りがあるわけではありません。そのため、「丹波黒豆」と呼ばれる「丹波以外で育った黒豆」もあります。また、丹波黒豆と同じくらいの値段をつけている丹波種黒豆もあります。

ただ、「ほかの丹波黒豆に比べて非常にお買い得な『丹波の黒豆』」「『丹波種黒豆』という表記」を見た場合は、少し意識してみるとよいでしょう。

値段の高さには理由がある! 丁寧に育てられる「丹波黒豆(丹波黒)」の特徴とは
丹波黒豆煮(330g)箱入り

丹波黒豆煮(330g)箱入り

https://www.kuromame.co.jp/i/0618

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鍋谷萌子

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