お正月のおせち料理に、必ずと言ってもいいほど入っている「黒豆料理(黒豆煮)」。
黒豆料理(黒豆煮)は年中食べられるものですが、特にこの「おせち料理に入る黒豆料理(黒豆煮)」は特別な意味を持つものです。
黒豆料理(黒豆煮)がおせち料理に入れられることには、きちんとした理由があります。
おせち料理では、「縁起が良い言葉と同じ響きを持つもの」「縁起が良い話と共通点のあるもの」がよく入れられます。
たとえば、れんこんは「先が見通せるように」として入れられますし、栗きんとんは宝の色を示すといわれています。
田作りは五穀豊穣を祈って入れられるものですし、エビはエビのように腰が曲がりひげが伸びるまで長生きをと願って入れられるものです。
黒豆料理(黒豆煮)の場合は、「まめまめしく働けるように」「まめに暮らせますように」という意味を込めて入れられます。
この黒豆料理(黒豆煮)の作り方を、今回の記事では取り上げていきます。
長い時間をかけて作る、
黒豆料理(黒豆煮)の作り方

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画像引用:Pixabay
黒豆料理(黒豆煮)の作り方には、いくつかのやり方があります。基本となる材料は、
・黒豆
・水
・砂糖
・レシピによっては少量のしょうゆと塩
です。
時間をかけて作る黒豆料理(黒豆煮)の場合、3日間をかけて作っていくことになります。
まず1日目に水と砂糖を十分に含ませます。
そして2日目に鍋に差し水をしながら、さらに煮込んでいきます。
3日目にも同じようにしながら甘味を調整し、塩などを加えます。
火を切った後もしばらくそのまま放置し、冷めるのを待ちます。
このように3日間の時間をかけて黒豆料理(黒豆煮)を作っていくのは、ひとえに、「黒豆自身にしっかりと味を入れるため」にあります。現在は時短で作ることのできる黒豆料理(黒豆煮)のレシピもよく出されていますが、丁寧に作りたい・おいしく作りたいと考えるのであれば、やはり3日間をかけた方がよいでしょう。このようにして作ると、黒豆の芯にまでよく甘味が入った、ふっくらと柔らかい黒豆料理(黒豆煮)に仕上がります。
実際に時短のレシピも3日間かけてつくる黒豆料理(黒豆煮)も作ってみましたが、同じ豆であっても、後者の方が圧倒的においしく仕上がります。
また現在は、シャトルシェフなどの非常に便利なアイテムも出ています。これらはコンロを圧迫しないためとても使い勝手がよいのですが、当然煮汁が煮詰められることはありません。そのため、シャトルシェフを使う場合であっても、これにすべてをお任せするのではなく、適宜コンロを利用した方がよさそうです。
時短でも作ることは可能!
時間がない人はこちらのやり方でも

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上でも述べたように、「おいしさ」だけを求めるのであれば、黒豆料理(黒豆煮)は3日間をかけてゆっくり作っていった方が良いといえます。ただ、「やはり時間を確保するのが難しい」「ほかの料理も作りたい」「大掃除をしながら作るのはつらい」という人もいるでしょう。
そのような場合は、時短で作るやり方をとっても良いでしょう。この場合、ギリギリ1日で仕上げることができます。
1.まず黒豆料理(黒豆煮)からアクを取り除きながら、5~10分ほど煮る
2.1をバスタオルなどでくるみ、6時間程度置く
3.きちんと黒豆に火が通っていて、柔らかくて食べられるようになっていれば完成
4.まだきちんと調理ができていないようならば、3を繰り返す
このやり方でも、黒豆料理(黒豆煮)を作ることはできます。ちなみにこのシンプルな黒豆の場合は、お好みではちみつなどを使ってもよいでしょう。
たしかにこの方法でも、黒豆料理(黒豆煮)を作ることはできます。時短で作るのも料理の楽しみ・テクニックのうちのひとつではあります。「黒豆料理(黒豆煮)に使える時間」の多寡によって、どちらの方法を選ぶべきかを考えていくとよいでしょう。
作らないという選択肢もOK!
おいしく手軽に使える既製品を使うのもアリ

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ただ、どちらの方法であっても、黒豆料理(黒豆煮)は非常に時間のかかる料理です。おそらく、おせちのなかでもっとも調理時間が長い料理でしょう。このため、現在は黒豆料理(黒豆煮)を購入するご家庭も増えています。スーパーなどでお買い得の黒豆料理(黒豆煮)を買うことも決して悪いことではありませんが、「お正月だから、良いものを食べたい」と考える人も多いことでしょう。
そんな人におすすめなのが、「丹波の黒豆を使った黒豆煮」です。
丹波の黒豆は、黒豆のなかでも随一のトップブランドだといえます。つややかで大粒で、味に優れた丹波の黒豆は、黒豆の頂点といっても差し支えのないものでしょう。この丹波の黒豆を使った黒豆料理(黒豆煮)を通販などで購入すれば、手軽においしい黒豆を味わうことができます。黒豆料理(黒豆煮)は通販にして、黒豆料理(黒豆煮)以外の料理に時間を割くのもひとつの選択です。
とってもおいしい丹波の黒豆の通販はこちらから。
https://www.kuromame.co.jp/i/0603
鍋谷萌子
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