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ひな祭りレシピ。黒豆ご飯のおいしい炊き方

ひな祭りレシピ。黒豆ご飯のおいしい炊き方

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鍋谷萌子

食事関係の資格を5つ持つ、フードライターです。世界各国でグルメ旅行をしています。専門はチーズとワインとコーヒーですが、日本料理にも明るいライターです。 料理の品評・料理レシピの提供も可能。『だれでも作ることができて、ちょっとおしゃれで、少し目新しいきれいな料理』のレシピをおつくりします。

3月のお祭りといえば「ひな祭り」です。特に女の子をお持ちのご家庭にとっては、この「ひな祭り」は特別なものとなることでしょう。
ひな祭りにはさまざまなごちそうが用意されることになりますが、今回はそのなかから「黒豆ご飯」を取り上げることとします。

ひな祭りのときのごちそう~黒豆ご飯は不祝儀のときに出すもの?

ひな祭りのときのごちそう~黒豆ご飯は不祝儀のときに出すもの?

ps://www.photo-ac.com/
画像引用:Photo AC

ひなまつりに食べるもののなかでも一番知名度が高いのは、やはり「ひし餅」でしょう。ひし餅は、上からピンク・ホワイト・グリーンとなっています。これにはきちんとした言われがあります。「桃の花が咲き誇っているが(ピンク)、木の根元はまだ雪が積もっている(ホワイト)。しかしその雪の下には、青い草(グリーン)があり、今にも芽吹こうとしている」という意味を表しているのです。またピンクは魔物を遠ざける色であり、ホワイトは清浄さを表す色であり、グリーンは健康的な成長を意味する色であるとも考えられています。

ひし餅と同じように高い知名度を誇るひなあられは、ひし餅を持ち運びしやすい形にしたものだといわれています。そのため色も、ひし餅と同じように3色で構成されるのが基本です。

貝の一種であるはまぐりは、夫婦和合を表す貝だといわれています。ぴったりと重なりあう貝殻はお互いしかないということから、はまぐりが夫婦和合の象徴とされてきたのです。古くは貝合わせにも使われていたことから、みやびやかな雰囲気を表すものでもあります。

ご飯についてもみていきましょう。
ご飯はよくちらし寿司が用いられますが、赤飯を使うところもありました。
「おめでたいときには赤飯を炊く」という風習は、広く知られているものです。入学のお祝いや結婚のお祝い、お子さんが産まれたときのお祝いなどに赤飯を食べたことのある人も多いのではないでしょうか。

「黒豆ご飯」はしばしば、その「赤飯」と対比するようなかたちで取り上げられてきました。
黒豆は、現代の日本では「喪の色」とされている「黒」をまとったものであるため、不祝儀・弔事のときに使われてきたという経緯があります。特に愛媛県などでは、「葬儀のときに黒豆ご飯が出た」という意見がみられます。
今よりもずっと縁起にこだわる人が多かった時代に作られたこの風俗を、今もなお引き継いでいる地方もあります。

その一方で、黒豆ご飯を祝儀・慶事に使う地方もあります。
たとえば愛知県の場合は、「黄飯(きぃはん)」として、黒豆ご飯を端午の節句(子どもの日)に用います。これは、もち米とクチナシ、日本酒と塩、そして黒豆を炊きこんで作るご飯です。クチナシの黄色と黒豆の黒色が美しく映えるもので、赤飯同様、お祝いご飯として使われてきました。
また、石川県では「みたま」と呼ばれる黒豆ご飯がお祝い事に登場します。黒豆ともち米を炊きこんだシンプルなご飯で、特に上棟式などにふるまわれてきたという歴史があります。石川県では、上棟式の際には赤飯は使わなかったとされています。赤飯の「赤色」が「火」を連想させることから、火を嫌う建物にはこれが適さないと判断されたからです。ちなみに同様の理由で、上棟式のときには赤いタイではなく、青い魚であるサバなどがよくつかわれてきました。
また、黒豆ご飯は上手に炊くとほんのり赤くなることから、お祝いの席に用いるのにも向いているとする説もあります。このようなことから、お正月などに紅白ナマスと一緒に黒豆ご飯を出すところもあります。

「黒豆ご飯の黒色は不祝儀の色」ととらえられがちですが、実は黒豆ご飯には慶事にも用いられてきたという経緯があるわけです。

黒豆ご飯のつくり方

黒豆ご飯のつくり方

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画像引用:Photo AC

黒豆ご飯の炊き方についても解説してきます。

黒豆ご飯を作るときは、もち米を使う方法と一般的なお米を使う方法、この2つをブレンドして使う方法の3通りがあります。もち米を中心とするともっちりとした食感とうまみを、一般的なお米を使うと食べやすく親しみやすい味を楽しむことができます。なお水加減でも食感が変わってくるので、お好みで調整するとよいでしょう。

黒豆30グラム程度に対して、お米は2合ほどとするとバランスが良いでしょう。
傷んだ黒豆は取り除き、研いだお米と黒豆を一緒に炊飯釜の中に入れます。基本的には水はそのまま2合分で構いませんが、もち米の袋などに「もち米1合に対して、水は1.5合」などのように決められている場合はそれに従ってください。
そのまま1時間以上置いてから炊飯器のスイッチを入れて、炊きあがりを待ちます。
炊きあがったら軽く塩を振り、軽くかき混ぜて完成です!

なお、「自分で作るのは面倒くさい」「黒豆のパックが大きすぎて、いつも余らせてしまう……」「お祝い事なので絶対に失敗したくない!」という人は、「黒豆ごはんの素《ダシ付》」をご利用ください。これならばだれでも簡単においしくて少量の黒豆ご飯を作れます!

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https://www.kuromame.co.jp/i/0620

参考:

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/mitama_ishikawa.html
https://jyosan.in/sato/2018/12/30/21581
https://oceans-nadia.com/user/14187/recipe/118273
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO21073770T10C17A9000000/

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