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十五夜にぴったりのお供え枝豆の選び方

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鍋谷萌子

食事関係の資格を5つ持つ、フードライターです。世界各国でグルメ旅行をしています。専門はチーズとワインとコーヒーですが、日本料理にも明るいライターです。 料理の品評・料理レシピの提供も可能。『だれでも作ることができて、ちょっとおしゃれで、少し目新しいきれいな料理』のレシピをおつくりします。

「十五夜」という言葉は、だれもが一度は聞いたことのある言葉なのではないでしょうか。

もともと、十五夜は「(月を問わず)月齢15日め」を指す言葉でしたが、現在は「中秋の名月」として、旧暦の8月15日、新暦では9月半ば(2024年の場合は9月17日)が特に重んじられるようになりました。

今回はこの「十五夜・中秋の名月」と、枝豆の関係性、そしてその意味について解説していきます。

※下記では、特に断りを入れない限りは、「十五夜=中秋の名月」を指します。

十五夜の枝豆に込められた意味と効能

新暦の9月半ばの「中秋の名月」は、「芋名月」という名前を持つものです。

ちなみに約1か月後の十三夜は、「豆名月」「栗名月」の名前で呼ばれることがあります。

十五夜の風習は、遠く中国から伝わってきた文化だといわれていて、「一年で一番美しい時期の月を楽しむ」という意味ももっていました。

ちなみにその歴史の起源は、実に3,000年も前にまでさかのぼることができるとされています。

この十五夜は、もともと、「穀物を収穫できたこと」を感謝するために始まったものです。

十五夜には、月の形に丸めた丸いお団子を用意してお供えをし、翌年の収穫を祈願します。

ちなみにこのお団子の数は正式には15個とされていますが、

「5個に省略してもよい」「1か月に1回満月が出る。その数に合わせて12個とする」

とする説もあります。

なお月見団子の形や中身は、地域によって違いがあります。

十五夜の食べ物

十五夜に欠かすことのできない食べ物として「団子」があげられますが、実はほかにも食べられるものがあります。

別名は「芋満月」であるとしましたが、これは穀物類のほかに芋も収穫できる時期だからです。

十五夜のお供えとして里芋などの芋も選ばれることがあるのは、このためです。

また、北海道などのごく一部の地域限定ではありますが、お供え物として、「枝豆」「トウモロコシ」がお供えされることもあります。

枝豆が北海道で十五夜のときにお供えされるようになったのは、北海道が大豆の名産地であるからでしょう。

大豆は枝豆が完熟した形態であり、「畑の肉」とも呼ばれる非常に栄養豊富な食べ物です。

なお日本国内で比較したときの大豆の生産量は北海道が飛びぬけて多く、2位の宮城県の生産量の実に6倍近い量の大豆を生産しています。

ちなみに枝豆の生産量も非常に多く、国内で6位に入っています。

また、枝豆の品種のなかには「十五夜香り」と名付けられたものもあります。

出典:

農林水産省「日本の大豆と枝豆」

https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1606/spe1_02.html

十五夜に合わせた特産枝豆の選び方

「十五夜に枝豆を」という文化は、もともと北海道に端を発しているものです。

ただ、ほかの地域で食べてはいけないというルールはもちろんありません。

一般的な枝豆は、7~8月に旬を迎えます。

そのなかでももっともポピュラーで買い求めやすい白毛豆(青豆)は、スーパーで見ることが非常に多い種類だといえるでしょう。

白い産毛が生えている枝豆であり、多くの人が「枝豆」と聞いたときに真っ先にイメージするのがこれです。

「手軽に買い求められるものを食べたい」「クセのない味わいの枝豆を求めている」という場合はこれにしましょう。

茶色がかった薄皮に包まれているのが、「茶豆」です。

これは白毛豆に比べて収穫時期が遅く、8月~9月に摘み取られます。

甘みと深みがあること、またちょうど十五夜の時期に収穫できることから、月見をしながら食べる枝豆としてもっとも適しています。

黒豆枝豆

私たち丹波篠山いのうえ黒豆農園などが取り扱っている枝豆は、「黒豆枝豆」と呼ばれるものです。

丹波黒豆の枝豆は、一般的な枝豆に比べて実がしっかりしていて大きく、味わいも深く、香りが強いのが特徴です。

食味の点でもっとも優れた枝豆であり、多くの人に愛されているものでもあります。

ただ、丹波の黒豆の枝豆は、その品質を守るために解禁日が定められていて、その前に収穫・販売することはできません。

2024年の解禁日は10月初旬ですから、残念ながら十五夜のときには間に合わない可能性があります。

枝豆の保存方法をマスター十五夜の前後で楽しむコツ

枝豆は、収穫した瞬間から味が落ち始めます。

そのため、摘みたてのものならば摘んだ直後に、買い求めたものならば買い求めた直後に、通販で取り寄せたものならば届いた直後に調理して食べることがもっともおすすめです。

ただそれが難しい場合は、冷蔵もしくは冷凍保存することになります。

冷蔵するときは、

  1. 枝から外す
  2. 両端を切る
  3. 塩を振って、沸騰したお湯に入れて、4分ほど茹でる
  4. 冷ました後で冷蔵庫で保存

の手順を取るとよいでしょう。

なお冷凍保存する場合は、原則として、生のまま冷凍庫に入れます。

茹でるときに心持ち長めに茹でると、香りや味が失われにくいとされています。

「茹でた後に冷凍保存したい」という場合は、少し硬めに茹でた後にしっかり水を切り、冷めた後に冷凍庫に入れるようにします。

丹波篠山いのうえ黒豆農園の黒豆枝豆のご予約はこちらからどうぞ▶https://www.kuromame.co.jp/ic/edamame

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