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丹波黒豆歴史探訪!丹波黒の品種の歴史を紐解く

丹波黒豆歴史探訪!丹波黒の品種の歴史を紐解く

広く愛され、お正月料理の定番ともなっている「丹波黒豆」ですが、これには語るべき歴史があります。

今回はそれについて紹介していきます。

丹波黒豆の歴史はいつから始まる?時の将軍にも献上されていた!

丹波黒豆の歴史はいつから始まる?時の将軍にも献上されていた!

https://pixabay.com/ja/

画像引用:Pixabay

黒豆の歴史をたどることは、決して容易なことではありません。何をもって「歴史の始まりとするか」を決めるのは非常に難しいからです。また、記述があったとしても、それが「丹波黒豆」だけを指すのか、「黒豆」を指すのかを断定することも難しいと考えられます。

ただ、黒豆自体の歴史は、少なくとも平安時代の後期には始まっていたとされています。当時の黒豆は「鳥豆」と呼ばれていましたが、その表記が、平安時代の後期の「倭名類聚抄」にみられます。これが、黒豆について言及した初めての書籍だとされています。書籍に書かれたのがこれくらいですから、その前にはすでに黒豆は存在していたと考えられます。

ただ、それが今のようにお正月料理として食べられるようになったのは、室町時代からだったとされています。また、はっきりと「丹波黒豆」が取り上げられたたエピソードがみられるのは、江戸時代のことです。江戸時代に、当時の将軍が丹波篠山の丹波黒豆を食べていたという記述がみられます。また江戸時代には、すでに丹波黒豆が「名産物」として市場に登場していました。当時の文献には、「丹波黒豆は、良いものだ」という記述がみられますし、徳川将軍への献上品としても選ばれていました。

ちなみに、丹波黒豆のすばらしさを語るエピソードとして、「丹波黒豆を献上したら、厳しい年貢を払わなくてもよくなった」というものがあります。大凶作に襲われた年でも年貢は科せられますが、丹波黒豆を収めたところ、そのおいしさが認められ、年貢が軽くなったとされているのです。丹波篠山において丹波黒豆が普及し、愛されていったのにはこのような歴史もあるとされています。

良いものは高く売れます。丁寧に栽培されていった丹波黒豆は、波部黒(はべぐろ)と名付けられて、その優秀さが認められました。時の宮内省にはこれが献上されたとされています。それによって、さらに丹波黒豆の評価は上がっていきます。

なお、現在では比較的広く知られるようになった「黒豆の枝豆」が知られたのは、丹波黒豆の普及よりもずっとずっと後のことです。これが人気を持ち始めたのはここ30年~40年ほどの話であり、それまではほとんど知られることもありませんでした。

料理漫画などが取り上げたことでそのおいしさに注目が集まり、注文が集まったとされています。

黒豆自体の歴史は1000年を超えるというのに、「黒豆の枝豆」の歴史はその200分の1以下に過ぎないのは、少し面白い話なのではないでしょうか。

丹波黒豆、近代の歴史

丹波黒豆、近代の歴史

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さて、このよう愛され、時に農民の命さえも救った丹波黒豆ですが、近代以降はどうなのでしょうか。

現在当たり前に使われている「丹波黒大豆」という表現が正式に使われるようになったのは、昭和に入ってからのことです。昭和9年に、先に挙げた「波部黒大豆」と、「川北黒大豆」と呼ばれるものが、「丹波黒大豆」という表現で統一されたのです。それ以降、「丹波黒大豆」とする表現は、広く普及していきました。現在も、「丹波の黒豆」と並んで、「丹波黒大豆」という表現が頻繁に使われています。

さて、丹波黒豆は非常に優秀でおいしいものではありますが、同時に「昔に比べて味が変わったもの」でもあります。これは、決して悪い方向に変わったわけではありません。丹波黒豆の場合、現在のおいしさに飽き足らず、品種改良を重ねていったのです。また同時に、その品種の持つ特性などもしっかり試験していきました。その結果として、「丹波黒」という品種が生まれました。また、この丹波黒はさらに工夫が重ねられ、「新丹波黒」を生み出しました。

このように、丹波黒豆は近代においてもさまざまな工夫と研究により、少しずつ変化していっています。今から10年後~20年後には、また違う「丹波黒豆」ができているかもしれません。

さて、長い歴史によって育まれてきた丹波黒豆ですが、最後にこの丹波黒豆と一般の黒豆の違いを記載しておきましょう。

丹波黒豆は、一般の黒豆に比べて粒が大きく、表面が美しいのも特徴です。シワがほとんどなく、つややかで、見ているだけで食欲がそそられることでしょう。外見上の美しさはもちろんのこと、非常においしく滋味深くうま味がつまっているも魅力です。柔らかくも深いうま味をたたえており、そのおいしさは一般的な黒豆とまったく異なります。煮含めても香りが飛ぶこともなく、かぐわしい香りを維持し続けます。確かに値段はほかの黒豆に比べて少し高価ですが、その価値は十分にあるものだといえるでしょう。

たゆまぬ研究心と歴史によって作られた丹波黒豆は、今日も私たちの舌を楽しませてくれています。

長い歴史に育まれた丹波の黒豆は、現在ではこのようにして「日常の食卓」に登場させられるようになっています。ぜひ試してみてくださいね。

参考URL

https://www.fujicco.co.jp/effort/anshin/beans/history.html

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鍋谷萌子

食事関係の資格を5つ持つ、フードライターです。世界各国でグルメ旅行をしています。専門はチーズとワインとコーヒーですが、日本料理にも明るいライターです。 料理の品評・料理レシピの提供も可能。『だれでも作ることができて、ちょっとおしゃれで、少し目新しいきれいな料理』のレシピをおつくりします。