鍋谷萌子
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「黒豆」は、昔から縁起物のうちのひとつとして重宝されてきました。
またその豊富な栄養素で、多くの人をサポートしてきたものでもあります。
今回はこの黒豆を手に入れる方法と、価格の相場について解説していきます。
黒豆はどこで売っている? 売り場や実店舗で購入できるか知りたい
「黒豆(黒大豆ともいう。以下では『黒豆』の表記に統一)」は大豆の一種であり、古くから日本で食べられてきたものです。
黒豆は日本においては比較的メジャーなものであるため、黒豆を煮込んだ黒豆煮などの加工品は一年を通して実店舗(スーパーなど)で購入することができます。
そのため、黒豆の種類などにこだわらなければ、手に入れるのは易しいでしょう。
ただ、そのような黒豆であっても、条件を付けると購入が難しくなることがあります。
その例について見ていきましょう。
産地や、品質にこだわる
黒豆の名産地といえば、やはり「丹波」です。
兵庫県の東部にあるこの土地では昔から良質な黒豆が育てられてきました。
特に丹波篠山(丹波篠山市、武家屋敷などの観光地がある)は黒豆の名産地域として知られています。
丹波黒豆はほかの一般的な黒豆に比べて色つやが良く、身もおおぶりで、香りも良いことで知られています。
ただ丹波黒豆は、品質が良いだけあって比較的値段が高いため、
激安スーパーなどでは取り扱いが難しいこともあります。
また、同じ「丹波黒豆」と呼ばれるもののなかでも品質には違いがありますから、
最上級のものを求めようとするとスーパーではなかなかな手に入らないこともあります。
「最上級のものを買いたい」ということであれば、インターネットの通販や、現地に赴いた際に買い求める方がよいかもしれません。
生豆が欲しい
黒豆の生豆は、お正月前には必ずスーパーで販売されるものです。
なぜなら黒豆煮は、お正月のおせち料理の定番品だからです。
ただ黒豆煮を作るためには手間と時間が必要であるため、「お正月には作るけど、それ以外の時期には作らない」というご家庭も多くあります。
そのためスーパーのなかには、「お正月前の期間だけは販売するが、それ以外の季節は生豆は扱わない」としているところもよくあります。
お正月前に黒豆の生豆が欲しいのであれば、営業時間内に事前に問い合わせをするか、通販サイトを利用すると無駄がありません。
黒豆の枝豆が欲しい
「黒豆」というと、多くの人は真っ黒な、煮込まれたものを想像します。
しかし実は黒豆には、「黒枝豆」「黒豆枝豆」と呼ばれる枝豆もあるのです。
黒豆枝豆は、黒豆が完熟する前に摘み取ったものを指します。
一般的な枝豆よりもやや黒いものの、真っ黒な色はしておらず、緑がかっています。
黒豆の枝豆は黒豆が完熟する前の状態を指しますから、
黒豆と同様、丹波篠山などでよく栽培されています。
ただこの丹波の黒豆の枝豆は、その品質を保つために、毎年解禁日が定められています。
1年の間の短い期間(10月初旬~)しか販売されておらず、入手難易度は高いといえます。
この黒豆の枝豆を手に入れるためには、現地に買いに行くか通販に頼る必要があります。
ただ、「毎年黒豆の枝豆を丹波まで赴いて買いに行くのが恒例行事になっている」というご家庭以外は、通販で取り寄せる方が現実的です。
丹波篠山の黒豆を手軽に購入できるECサイト
黒豆のなかでも最高級品と呼ばれている丹波黒豆は、取り扱っている通販サイトも非常に多くあります。
Amazonや楽天などでも手軽に買うことができますし、個別のお店でもこれの通販を行っています。
価格に関しては、取り扱っているお店や品質によって大きく違いが見られます。
そのため平均的な価格を求めるのはなかなか難しいのですが、
一般的な黒万家(丹波黒豆ではない)の場合は、1キロ当たり150円~200円程度がひとつの相場となるでしょう。
対して、一種のブランド黒豆とでも言うべき丹波黒豆の場合は、1キロあたり300円~500円で販売されていることが多いといえます。
なおこれは生豆での換算であるため、煮豆になるともう少し値段に幅も出てきます。
また丹波の黒豆煮の場合は、贈答品としての選択にも耐えうるものですから、箱入りのものなどはもう少し値段が高くなります。
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丹波篠山いのうえ黒豆農園でも、すぐに食べられる黒豆煮を豊富なラインアップで紹介しています。
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用途に分けて使い分けてくださいね。
※生の黒豆や、黒豆枝豆をご希望の場合は一度ご相談ください。
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