鍋谷萌子
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「ポリフェノール」という言葉は比較的よく知られた単語です。「まったく耳にしたことがない」という人の方が少ないくらいなのではないでしょうか。
この「ポリフェノール」は、多くの植物に含まれています。ここではそのなかでも特に「大豆ポリフェノール」を取り上げ、黒大豆ポリフェノールについても詳細に述べていきます。
ポリフェノールと大豆ポリフェノール

画像引用:Pixabay
「大豆ポリフェノール」「黒大豆ポリフェノール」について触れる前に、まずは「ポリフェノールとは何か」から解説していきます。
ポリフェノールは、さまざまな植物に存在する成分です。その種類はなんと8000を超えると言われており、非常に多くの種類があります。決して珍しい成分ではないことが、ここからも分かります。
ここでは「大豆ポリフェノール」「黒大豆ポリフェノール」を取り上げますが、それ以外にも、私たちにとってなじみ深い食品のなかにポリフェノールはよく含まれています。
たとえば、赤ワインや緑茶などです。
赤ワインに含まれている「アントシアニン」は特に有名です。赤ワインはブドウを由来としますが、このブドウにポリフェノールが含まれています(白ワインにも含まれていますが、赤ワインに含まれる量よりもずっと少ないとされています)。
また、お茶にもポリフェノールがたくさん含まれています。お茶のポリフェノールは、「カテキン」としてよく知られていますね。
加えて、コーヒーに含まれているポリフェノールもまた非常に有名です。コーヒーに不意組まれているポリフェノールに関しては研究もよく進んでいます(後述します)
ポリフェノールは、非常に多くの「良い作用」を私たちにもたらします。ポリフェノールを含む「コーヒー」を使った研究は非常に有名です。1日にコーヒーを3~4杯ほど飲んでいる人は、まったく飲んでいない人に比べると、死亡するリスクが24パーセントも低いという研究結果が出ているのです。また、肝臓がんによって死亡する確率は44パーセントも低く、肝臓疾患による死亡リスクにいたっては80パーセントも低いという研究結果が出ています。
日本人を対象とした研究でも、「1日3~4杯のコーヒーを飲む人は、肝がんになる確率が52パーセント近くも低くなる」とされており、国立がん研究センターにもその効力が認められています。
また、美容面においても、「ポリフェノールを含むコーヒーを摂取している人は、そうではない人に比べてシミができる確率が低い」とされています。
黒大豆ポリフェノールの効果と効能について

画像引用:Pixabay
ここまではポリフェノール全般について取り上げてきましたが、ここからは「黒大豆ポリフェノール」について取り上げていきましょう。
黒大豆ポリフェノールの効果としては、「抗酸化作用」と「血流改善作用」が特に有名です。
黒大豆ポリフェノールを使った実験で、「黒大豆ポリフェノールはDHHPラジカルを消去させる力が強い」「SOD(スーパーオキシドディスムターゼ。活性酸素を分解する力を持っている酵素)の効果を示す」とされています。加えて、黒大豆ポリフェノールは体内に吸収する速度が非常に早く、この効果も発揮しやすいという特徴があります。
さらに、黒大豆ポリフェノールにはいわゆる「メタボ」に対抗する力があるとされています。内臓肥満を改善する効果があるとされているのです。実際、黒大豆ポリフェノールを1か月間投与し続けた2型糖尿病(人間においては、ライフスタイルを原因として起きる糖尿病)のマウスは、黒大豆ポリフェノールを投与していないマウスに比べて内臓脂肪量が75パーセント程度に抑えられたという研究結果が出ています。
また、アディポネクチン(善玉のホルモン)の血中濃度も1.5倍近くにまで上昇しました。
「抗酸化作用」は、紫外線に立ち向かう力ともなり得ます。紫外線は肌の老化やシミの生成に関わってくるものです。前述したように、高い抗酸化作用を持つ黒大豆ポリフェノールは、
この「シミ」に対抗する力も持っています。
シミができるのは、メラニンの生産量が多いからでもあります。メラニンは肌を丈夫にするために出されるものですが、「シミ」を作ってしまうというマイナス点もあります。しかし黒大豆ポリフェノールをメラニン色素にアプローチさせたところ、メラニンの生産量が大幅に減少したという研究結果が出ているのです。
メラニンの生産量は、まったく処理をしていない段階の半分以下、美白成分として知られているコウジ酸と比べても7割程度に抑えられています。
こちらは、「塗る」「シミ部分に塗布する」というかたちで取り入れた場合の効果ではありますが、黒大豆ポリフェノールが美白効果を示すことを明確にしたデータでもあります。
黒大豆ポリフェノールは、私たちの体にさまざまな働きかけ方をします。もちろん、「黒豆だけを食べていれば、メタボにはならないしがんにもならないしシミも一切できない」とまではいえません。ただ、健康的な成分を含む食べ物として黒豆があることは、疑いようのない事実だといえます。
出典
黒大豆種皮抽出物(黒大豆ポリフェノール)の抗メタボ作用
https://www.sapporobeer.jp/wine/wine_opener/article/wine_polyphenols/
ワインにはポリフェノールが含まれている?ポリフェノールって何?
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